SR600Oirase その2
<7.30 Fri.>
4時リスタート予定で起きて、何気なく写真をチェックしていたら…
げっ!! スマホのアルバムにPC4小岩井農場の写真が保存されていない!!!(実はPC3早坂峠も!!)
いつもは複数枚撮るのに、虫に刺されまくるので1枚しか撮らなかったのにぃ~。でも今から撮りに行くのは嫌ぁ~!!
一瞬血の気が引いたが、こんな時のためのSNS掲載。慌てて写真を拾いに行く。PCの証拠写真をSNSにアップしておくのめちゃくちゃ大事。
出ようとしたら雨がザーザー降ってきた。雨雲レーダーで降ってる範囲は小さいようなので30分遅らせて、作っていただいたおにぎりを食べて、雨が上がった4時半頃リスタート。
PC5 宝仙湖(男神橋) 289.5km 7/30 05:54
あちこち路面が濡れていた昨日と違って暑い。虫もブンブン寄って来るけど、おにやんま君効果なのかそんなにしつこく追われることもなくすぐ離れていく。そして傾斜がキツくなってくるとたびたび押し歩き。もう登るの嫌~。(SR600を走りに来ておいて何を言うのか?)
SR600のためにつけた32のギヤを封印というのは精神的に結構ダメージだったようで、たとえナメクジのようなスピードでも押し歩くよりはるかに速いのに登る気力が…。
当然どこにでも自販機があるわけではないので、湧き水にも手を出す。
昼間にそうそう出てこないだろうとは思うものの、今回はしっかりクマ鈴をガラガラ鳴らしながら。
今回のコース上には温泉が多いのであちこちで湯気立ち上るのを見かけた。
道路標識を見て、ここでアスピーテラインに登らずにまっすぐ行ったら今夜の宿の黒石温泉に早めに着けるだろうに…。と何度も止まって考えながら、押し歩きながらアスピーテラインを登る。
死んだオニヤンマは見たことがあるけれど、オニヤンマが生きて飛んでるのをここで初めてちゃんと認識して見た気がする。オニヤンマって普通に飛んでるんやねぇ。
もうひたすら押し歩きながら登るアスピーテラインはSR600日本アルプスで押し歩きまくった乗鞍のトラウマを思い出す。景色も何気に似ているような。。
最後の見返り峠の直登をエイっと勢いで登ってホッとした所で下る方向を間違えた。2km?なかったかもしれないけど、押し登るのは時間がかかる。
PC6 藤七温泉 335.2km 7/30 12:38
下る途中で軽食なら食べられそうなお店を見つけて止まったが、地熱研究所だったかな?なんか怪しげな看板が気になってスルーしてしまった。SR600のコースってお山ばっかり繋いで作られているから補給場所がな~。
ちょっと街中っぽい所に入ったところでごはんが食べられそうなお店を発見♬
おろしハンバーグ定食おいしかった~。何よりもアイスコーヒーで生き返る~。 お店のおかあさんがお好きらしくて猫グッズがいっぱいで癒されるぅ~。
座ってしっかりごはん食べるの大事。この後しばらくはランチパワーで頑張れた。
空は雲がモクモクで暑い。途中でやたらと「アスピーテラインこっち」の看板を見かけるのは、間違って下りかけたのがアスピーテラインの続きで、下っていたらルートの先に出てくるようだ。(そのまま下っていたらPC6藤七温泉を通らないのでアウト)
ここ何年もパンクなんてしたことなかったのに、ついうっかり穴に落ちてガンっとなったところでパンク。ちょうどすぐ先のガレージ?のシャッター前の日陰をお借りしてパンク修理。周りは炎天下でオアシスのような日陰だった。
場所はどこだったのかGooglemapで探してみたら、ちょうど花輪線と高速道路が交わる先の380kmあたりでまさに軒先をお借りしたガレージを発見(*'▽')
パンク箇所と原因を探すのに手間取ってしまったけど、異物を踏んだわけじゃなくリム打ちパンクみたい。いくら空気を入れても入らないと思ったらバルブから近い所で1cmくらい裂けていた。
安比川沿いはとても気持ちよかったけれど、山方面に入ると木がうっそうとしていて虫がブンブン集まってくる。押し歩きが入るともう格好の餌食。薄暗くなってくるし、いくらオラオラ~っとおにやんま君を見せびらかしても暗くなると効果なし。田子町ってこの辺? 牧場もあるのでとにかく虫が多い。
やっと国道に出て少し先でトイレと自販機のあるパーキングで休憩。宿にもかなり遅くなりそうな連絡を入れる。「どのへんですか?」と言われても~。ここどこ?
押し歩きまくりながら、次々に出てくるスノーシェッドにPC7のスノーシェッドどれだよぉ~!!と毒づきながら進む。
PC7 秋田県境 437.8km 7/30 20:27
やっと着いた。そしてこの先霧っぽくて視界が悪い中を下る。野生動物が飛び出して来ても困るのでひたすらセンターライン寄りを進むけど道がよくわからん。
行き過ぎかけて、慌てて鋭角に右折して今度は登り始める。雨で土砂が道路に流れ出した所にボーっと突っ込んでコケそうになったりかなり集中が切れてるのを自覚。押し登り切った所で発荷峠の文字を見つけて、名前は聞いたことがあるけれど、ここがそうなのか~。と思うけど暗いからよくわからん。
下った所で多目的トイレを見つけて吸い込まれる。宿まで30kmくらいだけどこの先のキューシートの標高698mが気になる。登るの? 避難できる所があるなら避難した方がよさそう。22時すぎなのでこのままでは日付けが変わってからの到着になりそう。それではあまりにご迷惑なので、宿には朝になってから宿泊費を払いに行くから寝て下さいと連絡して籠城を決める。必要な人が来たらもちろん出るけど、夜中に多目的トイレが必要な人が来るとも思えないのでお借りして籠城。 あぁ宿の予約があるのにどーして帝国ホテルのお世話になってしまうのだろう。。
つづく
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その1のコメントにレンタカーで田沢湖へ行ったことを書きましたが、十和田湖・八幡平から行ったので、宝仙湖を通ったと言うことは国道341号で小生が昔通ったの道そのもののようですね。
もっとも小生はR341からアスピーテラインに入って八幡平で折り返したのですが、けーこさんのコースは鹿角までわざわざ遠回りなんですね。
そうそう、オニヤンマは子供の頃夏休みにじいちゃんの家(京都市の山の方)に泊まりに行ったとき、何回か捕まえましたよ。
大きな図体ですが敏捷なので捕虫ネットで捕まえるのは難しかったなぁ。
発荷峠は十和田湖から鹿角方面へ抜ける道の峠ですね。
はい、マーキング済み。
下ったところだと十和田湖畔ではないかと?従って黒石(って小見世とつゆ焼きそばで有名な青森県の黒石ですよね?ならばマーキング済)まではまた一山越えないといけませんね。
投稿: 星のおじ様 | 2021年8月28日 (土) 09時28分
>星のおじ様
まっすぐ行けるのに… って思う所が多いのがSR600かも。600kmで累積標高1万m以上にしなければならないのでコースディレクターさんの苦労の賜物なのですが、坂ばっかり繋いでますね。湖畔まで下った所で見つけたトイレに避難です。宿設定失敗ですね。結局6時間くらい籠っていたので、この日の宿は十和田湖にすべきでした。
投稿: けーこ | 2021年8月30日 (月) 07時27分